土曜日の夕方6時過ぎの「大門商店街」です。日本三観音の一つ「津観音」そばの通りはさすがにレトロです。ばくは、これから設計するという場合、その土地がいろいろと教えてくれるので、この日も初「津市」ということもあり、フェニックス通りや大通り、サブ通りをくまなく歩いてみました。すれ違うのはわずかで、こんなに人が歩いていないシャッター商店街に驚きました。いくら官庁やオフィス街で土曜日は人がいないといっても…。思い切って、商店主さんや三重大の学生さん、バス待ちの方にいろいろと聞いてみました。若い人たちは、車や電車で名古屋に、買い物や遊びに行くそうです。大都市に隣接する地方都市の商店街は、どこも抱えている問題です。来てくれるのを待つ街ではなく、そこに人が住み生活する街に変えて行くことで新しい道はあるのではと考えてしまいます。お年寄りや若い人は、中心地に近い便利な場所に住みたいと思っていても家賃が高く、狭い、暗いなど快適とはいえない住環境ですよね。金融機関や不動産業界によって決められた常識から脱出する時期です。人が楽しく快適に住む、を第一に考えの中心にすえて、取り組まないと先はないです。バスの中では、親切にいろいろと教えてくれた津カープファンの方と「マエケン」や「ナガカワ」の話で盛り上がりました。来月「ズムスタ」デビューだそうです。